語順はSOV寄り

ジョージア語の基本語順は 主語(S)→ 目的語(O)→ 動詞(V) 寄りで、日本語の「私が・りんごを・食べる」と同じ方向です。完全に固定ではなく、強調や文脈で入れ替わることもありますが、基本形としてSOVを覚えておけば十分です。

მე წიგნს ვკითხულობ

発音の目安 me ts'igns vk'itkhulob

私は本を読んでいます(私・本を・読む)

ის ქართულს სწავლობს

発音の目安 is kartuls sts'avlobs

彼/彼女はジョージア語を学んでいます

მე ყავას ვსვამ

発音の目安 me q'avas vsvam

私はコーヒーを飲みます(私・コーヒーを・飲む)

目的語には格語尾が付きます(上の例の -ს は与格の語尾です(現在形では直接目的語にもこの形が現れることがあります))。格の細部は「格と後置要素」のページで扱います。ここでは「語尾が付くことで役割が分かるので、語順は日本語より少し自由」と理解しておけば十分です。

性も冠詞もない

ジョージア語の名詞には文法上の性(男性・女性・中性の区別)が基本的にありません。「彼・彼女」もともに ის (is) です。また、英語の a/the に相当する冠詞もありません。「本」は文脈で「ある本」「その本」のどちらにもなります。

ის სტუდენტია

発音の目安 is st'udent'ia

彼は学生です / 彼女は学生です(どちらでも)

ეს წიგნია

発音の目安 es ts'ignia

これは本です(a/the の区別なし)

修飾は前から:形容詞は名詞の前

ジョージア語では形容詞は名詞の前に置きます。「大きい家」なら didi sakhli(大きい・家)の順です。日本語と同じ感覚で使えます。一方、格や後置要素は名詞の後ろに語尾として付きます。

日本語ジョージア語転写
大きい家დიდი სახლიdidi sakhli
新しい本ახალი წიგნიakhali ts'igni
美しい街ლამაზი ქალაქიlamazi kalaki
良い友達კარგი მეგობარიk'argi megobari

文の基本パターン

パターンジョージア語転写意味
名詞文(〜です)მე სტუდენტი ვარme st'udent'i var私は学生です
動詞文მე ვჭამ პურსme vch'am p'urs私はパンを食べます
存在・所有მე ფული მაქვსme puli makvs私はお金を持っています
否定მე არ ვარ სტუდენტიme ar var st'udent'i私は学生ではありません

動詞が人称で変わる点は後のページで扱います。ここでは「主語→…→動詞」の流れを意識してください。

まとめ

  • 語順はSOV寄り(主語→目的語→動詞)
  • 文法上の性は基本的になし(ის=彼/彼女)
  • 冠詞なし(a/the の区別は文脈)
  • 形容詞は名詞の前、格語尾・後置要素は名詞の後ろ
  • 細かい格変化は「格と後置要素」で扱う
  • 次は「代名詞と丁寧さ(შენ / თქვენ)」へ
Q1. ジョージア語の基本語順は?

SOV寄り(主語→目的語→動詞)です。日本語と同じ方向で、格語尾のおかげで日本語よりやや自由です。

Q2. 「彼女は学生です」は?

ის სტუდენტია (is st'udent'ia)。ის は性の区別がないので「彼は学生です」にもなります。

Q3. 冠詞(a/the)はある?

ありません。「本」は文脈で「ある本」「その本」のどちらにもなります。

Q4. 「新しい本」の語順は?

ახალი წიგნი(akhali ts'igni)。形容詞が名詞の前に来ます。

Q5. 文法上の性は?

基本的にありません。男性・女性・中性の名詞区別を覚える必要はありません。