否定 — tidak と bukan を明確に分ける
否定は「何を否定するか」で使い分けます。動詞・形容詞・状態を否定するのは tidak。「名詞ではない」という等値の否定は bukan です。
| 否定語 | 使う対象 | 例 |
|---|---|---|
| tidak | 動詞・形容詞・状態(〜しない/〜ではない) | Saya tidak lapar=私はお腹がすいていない |
| bukan | 名詞の否定(〜ではない) | Dia bukan dokter=彼・彼女は医者ではない |
| jangan | 命令の否定(〜するな/〜しないで) | Jangan pergi=行かないで |
時を示す語 — 時制ではなく「別の語」
インドネシア語の動詞は形を変えません。「いつ・どの段階か」は動詞ではなく、文に置く語で示します。
| 語 | 発音の目安 | 意味・例 |
|---|---|---|
| sudah | スダ(h) | もう〜した(完了)。Saya sudah makan=もう食べました |
| belum | ブルム | まだ〜していない。Saya belum makan=まだ食べていない |
| sedang | スダン | 〜している最中。Saya sedang makan=食べているところ |
| akan | アカン | これから〜する。Saya akan pergi=これから行きます |
| masih | マシ(h) | まだ〜のまま。Saya masih di hotel=まだホテルにいる |
| pernah | プルナ(h) | 〜したことがある。Saya pernah ke Bali=バリに行ったことがある |
命令の否定 — jangan
「〜しないで」「〜するな」は jangan を動詞の前に置きます。Jangan khawatir(心配しないで)、Jangan lupa(忘れないで)。店や案内でもよく見る形です。
確認クイズ
この記事のポイントを、簡単な問題で確認しましょう。
Q1. 「私はお腹がすいていない」は?
Saya tidak lapar(形容詞・状態の否定は tidak)。
Q2. 「彼・彼女は医者ではない」は?
Dia bukan dokter(名詞の否定は bukan)。
Q3. 「まだ食べていない」は?
Saya belum makan(belum=まだ〜していない)。
Q4. 「行かないで」は?
Jangan pergi(命令の否定は jangan)。
Q5. 「食べている最中」は?
Saya sedang makan(sedang=進行)。
まとめ
- 動詞・状態の否定は tidak、名詞の否定は bukan、命令の否定は jangan。
- sudah=もうした、belum=まだしていない、sedang=最中、akan=これから、masih=まだ〜のまま。
- これらは「時制変化」ではなく文に置く別の語。動詞の形は変わらない。
- 次は 接辞の入口 で、動詞の形を変える仕組みを見ます。

