meN- — 動詞を「する」形に

meN- は語根を能動の動詞にする接頭辞です。付くときに語根の最初の音が変わる(鼻音同化)ことがあります。全ルールを暗記するより、「こういう変わり方がある」と知ることが先です。

語根meN-形変化の例
tulis(書く)menulist が落ちて menulis
baca(読む)membacab が残って membaca
masak(料理する)memasakm が残って memasak
ambil(取る)mengambil母音始まりは meng-
dengar(聞く)mendengard が残って mendengar
kirim(送る)mengirimk が落ちて mengirim
sapu(掃く)menyapus で始まる語は meN- が meny- の形になり、語根先頭の s は残らない

ber- / di- / ter-

  • ber-:動作・状態を作る接頭辞。berjalan(歩く)、bekerja(働く)、berbicara(話す)。
  • di-:受身の接頭辞。dibaca(読まれる)、dimasak(料理される)。能動の meN- と対になります。
  • ter-:最上級(terbesar=最大)や、偶発・すでにそうなっている状態(terbuka=開いている)に使われます。ほかにも用法はありますが、入口としてはこの2つを押さえれば十分です。

-kan / -i — 動詞の向きを変える接尾辞

語尾に付く -kan と -i は、動詞が何に向かうか(目的語・受益者・場所)を微調整します。memasak(料理する)→ memasakkan(〜のために料理する)、kunjung→mengunjungi(〜を訪れる)のような形です。入口では「接尾辞で向きが変わる」ことを知っておけば十分です。

確認クイズ

この記事のポイントを、簡単な問題で確認しましょう。

Q1. tulis の meN-形は?

menulis(t が落ちる例)。

Q2. 「読まれる」(受身)は?

dibaca(受身の接頭辞 di-)。前置詞の di(場所)とは別物です。

Q3. berjalan の ber- は何の接辞?

動作・状態を作る接頭辞(歩く、働く、話すなど)。

Q4. terbesar の ter- は?

最上級を表す接辞(terbesar=最大)。偶発の用法もあります。

Q5. -kan / -i はどんな働き?

動詞が向かう対象(目的語・受益者・場所)を微調整する接尾辞です。

まとめ

  • meN-=能動動詞化。語根の最初の音が変わることがある(tulis→menulis など)。
  • ber-=動作・状態(berjalan/bekerja)。di-=受身(dibaca)。ter-=最上級・偶発。
  • -kan / -i は動詞の向きを調整する接尾辞。
  • 接辞の di-(続けて書く)と前置詞の di(分けて書く)は別物。
  • 次は yang の修飾 で、「〜の/〜もの」をつなぐ仕組みを学びます。